公開シンポジウム「誰もが性的人間として生きるために——知的障がいと性」
INFORMATION
知的障がいのある人の性が歴史的?社会的にどのような取り扱いを受けてきたのかを構造的に明らかにするとともに、知的障がいのある人の性に関する教育が学校卒業後の就労の場でどの程度どのように行われているのか、知的障がいのある人たちの認知?理解に応じた性教育を就労の場で行うためにはどうしたらよいのか、さらには、知的障がいのある人の性のノーマライゼーション化を図るためには、どのように環境を整えていったらよいのかを検討する。
講師
社会福祉法人南高愛隣会事業統括部長常務理事
松村 真美(まつむら まみ) 氏
長崎純心大学現代福祉学科卒。1982年社会福祉法人南高愛隣会入職。コロニー雲仙更生寮施設長などを歴任し、現在事業統括部長?常務理事。2003年~結婚推進室「ぶ~け」を設立し、全国に大きな影響を与える。
社会福祉法人森と木専務理事兼総括センター長
岸田 隆(きしだ たかし) 氏
信州大学教育学部特殊教育学科卒。特別支援学校教員?障害者支援施設職員等を経て、1994年家族支援センター「ワンズハウス」を設立。2002年社会福祉法人森と木を設立し、現在専務理事兼総括センター長。
社会福祉法人燦々会理事、あすなろホーム施設長
西條 一恵(さいじょう かずえ) 氏
小学校教諭として岩手県内で18年間勤務。1998年より障がいのある未就学児への療育教室の指導員となる。2000年より福祉作業所「あすなろホーム」に勤務開始。2003年社会福祉法人格を取得し、燦々会を設立。現在、理事?事務局長?施設長を兼務。
コメンテーター
筑波大学大学院人間総合科学研究群障害科学学位プログラム博士後期課程
延原 稚枝(のぶはら わかえ) 氏
川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科卒。知的障害のある人の意思決定支援に関する研究と実践、講演活動等を積極的に展開。現在、筑波大学大学院人間総合科学研究群障害科学学位プログラム博士後期課程在籍。
埼玉大学ダイバーシティ推進センター准教授、本学社会福祉研究所特任研究員
菅野 摂子(すがの せつこ)
立教大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。電気通信大学男女共同参画?ダイバーシティ戦略室特任准教授、明治学院大学社会学部付属研究所研究員などを経て現職。専門はジェンダーや生殖、出生前診断など。