公開勉強会「カーボンニュートラル勉強会(第1回)」
INFORMATION
昨年度に本学が公表した「カーボンニュートラル宣言」を実践と結びつけるため、宣言の内容を確認すると共に、本学と同じく「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」の参加校である千葉大学の取り組みを学ぶ。
オンライン型(一般)と対面で行い、本学のカーボンニュートラル宣言の内容を確認したあと、社会的に高い評価を受けている千葉大学における学生主体の環境マネジメントシステムについて、倉阪秀史氏に紹介していただく。さらに、緑地評価システムi-Treeについて、開発者の平林聡氏にご講演いただくと共に、千葉大学における i-Treeの活用事例について、加藤顕氏に紹介していただく。
講師
千葉大学園芸学研究院准教授
加藤 顕(かとう あきら) 氏
米国ワシントン大学森林資源学部で博士号取得、主な専攻はリモートセンシング、ランドスケープ解析、GIS,景観生態学。最新技術(ドローン、AI、レーザーなど)を用いて、森林生態に必要なデータを効率よく収集する技術の開発を行っている。複雑な植物形状を数学やコンピュータグラフィックの技術で詳細に把握する研究を専門とする。世界の様々な森林を対象に、森林モニタリング技術を確立している。
千葉大学大学院社会科学研究院教授
倉阪 秀史(くらさか ひでふみ) 氏
1987年から1998年まで環境庁で勤務。2006年から、全国の自治体の再生可能エネルギー供給量などを推計する「永続地帯研究」を実施。2017年に全国の自治体の人口減少のインパクトを視覚化する「未来カルテ」公表。また、千葉大学環境管理責任者(教員系)として、学生主体の環境マネジメントシステムの構築と運営に携わる。環境政策論、持続可能性の経済学、合意形成論。主著に、『持続可能性の経済理論』東洋経済新報社、『環境政策論第3版』信山社、『政策合意形成入門』勁草書房など。
The Davey Institute, Environmental Modeler
平林 聡(ひらばやし さとし) 氏
ニューヨーク州立大学環境科学森林学スクール(SUNY-ESF)で博士号(環境資源工学)取得。在学中より米国農務省フォレストサービス(U.S. Forest Service)に勤務し、卒業後は The Davey Tree Expert Companyの研究機関であるThe Davey Institute との兼任。システムアーキテクト、環境シミュレーションモデル開発者としてアーバンフォレストによる生態系サービスの研究およびi-Treeの開発に従事。